こんにちは。ののいち歯科クリニックの山岸です。

今回は噛み合わせに関する文献の話を簡単にしようと思います。

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1999年に東京歯科大学矯正科の先生によって発表された論文をまとめたものです。

東京都文京区の80歳以上の方、約3000人を対象に口腔内の状況をアンケートで集計し、様々なことを比較、検討した論文でした。
上の表は約3000の中で8020を達成している方の噛み合わせと人数を比較、検討したものです。

ちなみに8020とは『80歳で20本の歯を残す』というもので、歯科医療の中で強く叫ばれている考え方です。

まず、約3000人の中で8020を達成している人が51人しかおらず、80歳で20本の歯を残すことが難しいことなのだと再認識できます。
その51人を前歯の噛み合わせで分類し、正常・出っ歯(上顎前突)・受け口(反対咬合)の項目で人数を比較しています。
すると、その51人の中に反対咬合(反対咬合)・開咬(前歯が噛んだ時に開いている)・切端咬合(噛んだ時に上下前歯が先端で接触する)の人が一人もいなかったとわかりました。

つまり歯並びに問題があると、歯の寿命を縮める可能性があると言えるのではないでしょうか??
なんとなくわかっていることでも、数字でしっかりと表されていると私たちもしっかりと患者さんに説明ができるので、このような情報を今後もお知らせできればいいなと思います。

                         ののいち歯科クリニック 歯科医師 山岸雄太